未来に向けて女性の働き方を考えるきっかけに! シンポジウム「私たちの暮らしとSDGs」概要

シンポジウム「私たちの暮らしとSDGs~貧困から考える女性働き方」は、参加者の皆様にはスタッフも含め、消毒や検温にご協力をいただき、プレゼンターはアクリル板を立てての開催でした。

 プレゼンターの米川理事は、「貧困の現状と私たちができること」と題して、SDGsの基本的な考え方、目標は「誰一人取り残さない」ことであるとし、第1項目として掲げられている「貧困をなくそう」について、絶対的貧困と相対的貧困の違いと日本では7人に一人が相対的貧困状態にあること、貧困に起因する児童労働問題、飢餓問題、教育を受けられない現状、食糧の自給率にも言及、貧困問題との相関関係にあるSDGsの世界の事象について述べ、最後に、では私たちは何ができるのか、考えてみようと問題提起しました。

 酒井代表理事は研究者の立場から「未来に向けた女性の働き方」~人生100年時代の脱貧困~と題してのお話でした。まず、女性にとって「人生100年」が意味するものとして、夫頼みの収入で人生を全うできるのか?を投げかけました。近年働く女性は家事・育児専業の女性を上回り、いわゆるM字型労働の谷は浅くなったものの、働く女性の非正規雇用は増えているし、賃金もそれに呼応して低い。一方で労働市場外労働(ボランティア活動や家事労働など)の担い手の多くは女性で、それを収入を伴う労働への転換として企業化の可能性を示しました。女性が蓄積してきた生活を深く見る能力・生活を作る能力が今後の働き方として注目されるのではないかとのこと。最後に健康で文化的な最低生活が保障されるとはどういうことか、ひとつの考え方として、最低賃金の設定、正規雇用のみにする、子育てが主楼を妨げない働き方を法律で保障することではないかと提言しました。

またゲストとして参加された制服のリサイクルショップを経営されている県内の女性お二人からは、新しい制服を購入することが困難な家庭への家計の負担をなくすことにつながるのではないかとの思いで始めたものの、周囲の理解が進んでいるとは言えない状況もあると話されました。

会場からは、貧困問題への関心の高さが伺え、また制服のリサイクルショップのお二人には、ママ友との協力関係を結ぶことへの応援メッセージやこのような機会に情報を発信していくことの大切さについての発言がありました。

このシンポジウムでは人生100年時代に向けて、世界の貧困問題から日本の貧困問題、未来に向けてどのような働き方ができるのかを考えるきかっけになったのではないかと思います。そしてこのような機会に異業種、異分野の方たちが集うことによって、情報がつながり、広がっていくことの大切さを学び、また私どもNPOが、つながる・つなげる役割を担っていくことの必要性を感じました。

参加者の皆様ありがとうございました。

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